在宅の知識

薬局の在宅訪問!重要事項説明書を変更する場合~介護報酬改定に伴う対応~

令和6年度には介護報酬改定がありました。

薬局に関わるものとして居宅療養管理指導費の単位変更と加算の新設がありました。

改定に関する詳細は別の記事で紹介しています。

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そこで必要となるのが重要事項説明書の改定です。

すでに重要事項説明書を取得している利用者の方に対しては「重要事項説明書 変更説明」を行う必要があります。

本記事では薬局における重要事項説明書の変更について詳しく解説します。

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2024年度介護報酬改定に伴う変更点

単位数および加算の変更

2024年度介護報酬改定で薬局に関わる変更点は以下のようになっています。

  居宅療養管理指導費
改定前 改定後

単位数

単一の建物の居住者
1人に対して行う場合

517単位

518単位

単一の建物の居住者
2~9人に対して行う場合

378単位

379単位

単一の建物の居住者
10人以上に対して行う場合

341単位

342単位

   

•麻薬管理指導加算100単位

•特別地域加算

•中山間地域等小規模事業所加算

•中山間地域等居住者サービス提供加算

 

 

•麻薬管理指導加算 100単位

•特別地域加算

•中山間地域等小規模事業所加算

•中山間地域等居住者サービス提供加算

在宅中心静脈栄養法加算  150単位

在宅患者医療用麻薬持続注射療法加算  250単位

単位数が全て1単位ずつ増えていることと、在宅中心静脈栄養法加算と在宅患者医療用麻薬持続注射療法加算が算定できるようになりました。

それらについては以下の記事で紹介しています。

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訪問回数の変更

これまで居宅療養管理指導費の算定回数は月4回、がん末期患者もしくは中心静脈栄養を受けている患者では月8回が限度とされていました。

今回の改定で月8回となる条件に「注射による麻薬の投与を受けている患者」が追加されました。

がん以外でも注射による麻薬の投与が必要な患者が一定数おり、訪問回数が多くなってしまうことを評価されています。

医療保険でも同様に改定されていますね。

説明書の書式

説明書の書式例(同意署名欄ありの場合)を紹介します。

改定前後の変更点について記載します。

薬局で取得する際の参考にしてください。

改定の前に説明しておく必要があるのでご注意ください。

同意、署名については地域によって義務付けられている所もあります。

署名は推奨という地域であっても、書面を用いた説明は必要となります。

そして説明したことを記録しておく必要はあります。

薬歴等に以下の文言を記録しておきましょう。

【例文】

令和6年○月○日
介護保険改定に伴う「居宅療養管理指導費」一部変更に関して、書面を用いて説明を行い同意を得た。
説明者:○○○○
説明対象:○○○○(続柄:○○)

 

ダウンロード

              ↑説明書の様式<署名欄あり>

 

ダウンロード

              ↑説明書の様式<署名欄なし>

まとめ

重要事項説明書の変更の際には変更説明が必要です。

取得しておきましょう。

まとめ資料を以下に掲載しておきます。

ダウンロードして皆様の薬局でご活用ください。

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