今回の記事は番外編です。
ロードバイクで在宅医療に行け!!・・・そんな話ではありません。
タイガー薬剤師とケロケロ薬剤師の趣味でもあるロードバイク。
ロードバイクで走りながらふと薬局経営と通ずるところがあるなーと思いを馳せたので記事にすることにしました。
書いていて患者がほとんど出てこない・・・と気付きましたが、あくまで考え方として気軽な気持ちで読んでください。
ロードバイクとは
ロードバイクは速く走ることに特化した自転車です。
レースではいかに速く決められたコースを走りきるか競います。
コースには様々な道があり、平坦な田舎道や街中、山を登って下ることもあります。
また、風が強い日や雨や気温の高いもしくは低い日も走ることもあります。
私はそんな日は休みますが。
また、個人競技と思われがちですが、仲間との連携やチームのサポートが必要な競技です。
これらの特徴を踏まえて薬局経営との共通点について考えてみました。
薬局経営とロードバイクの共通点
薬局経営とロードバイクの共通点として以下に一部を紹介します。
- ビジョンと目標の設定
- チームワーク
- 持続的な努力
ビジョンと目標の設定
ロードバイクでは、レースなどの目標を設定し、それに向かってトレーニングや計画を立てます。
同様に、薬局経営でもビジョンや目標を設定し、それを達成するための戦略や計画を立てる必要があります。
ロードバイクにおいて苦手なコースもあるかもしれません。
上り坂が苦手ならレースでなければ道を変えることも出来ます。
無理に進み続けることはありません。
しかし、道を変えたとしても、その先にはまた上り坂があるかもしれません。
覚悟して突き進まなければ、ゴールにはたどり着くことはできないかもしれません。
薬局でも同じようなことがあります。
社会・保険制度や流通不安定な状況もあります。
そんな中でも突き進まなければならないことも。
在宅医療が苦手だからと避けていても対応しなければならない状況もあります。
それでも突き進んだ先にゴールがあり、その達成感は何事にも代えられないものになると思います。
これまで薬剤師として色々な目標を立ててきましたが、他のスタッフと協力して達成したときの充実感は忘れられません。
やはりどちらにおいても目標・ビジョンの設定は最重要ポイントとなりそうです。
チームワーク
この項目が非常に重要だと思うので、しっかりと解説します。
先にも述べましたが、ロードバイクは個人競技ですが、チームのサポートが重要です。
選手同士が連携し、お互いを助け合って目標を達成します。
例えば平坦な道を長距離走るとき、集団で走ったほうが効率が良いです。
前に走る人が風よけになることで後ろの人たちは体力を温存することが出来ます。
先頭を交代しながら走ることでチームとして効率よくゴールを目指すことが出来ます。
外来調剤では役割分担を決めているケースもありますが、みんなで協力して取り組むことで業務がスムーズに行えます。
リーダーとして背中を見せて引っ張ってくれる存在も安心感につながります。
ロードバイクのアニメ「弱虫ペダル」では肉弾列車でおなじみの田所先輩のように皆を引っ張っていってくれる存在は安心感にも繋がります。
ただし、後ろを見ない人は1人で突っ走ってしまい、置いて行かれる (千切られる) ことになって逆にチームの足を引っ張ってしまうことも薬局との共通点ともいえるでしょう。
続いて上り坂についてはどうでしょうか?
ロードバイクでいうところの上り坂は薬局では在宅医療に通ずるところがあると考えます。
在宅医療ではもちろん他の職種とのチーム医療で成り立ちますが、薬剤師一人ひとりの能力が試される分野でもあると思います。
ロードバイクにおいて上り坂はチームで走っても風よけとしてのメリットは少なく、個人の能力によって速く走ることになります。
ただし、チームとして走ることは無意味ではありません。
一緒に辛い上り坂を走る仲間がいることは励みになります。
また、平坦を他の人が頑張って引いてくれることで上りが得意な選手はそこまで体力を温存することが出来ます。
薬局におきかえて考えてみると普段の外来調剤を担当して支えてくれる人がいるからこそ、在宅医療に集中できる薬剤師もいます。
したがって、在宅医療が得意な薬剤師もそうでない人も協力していくことで同じチームスタッフとして尊重して気持ちよく仕事が出来るようになります。
以上のように薬局経営でも、スタッフや従業員がチームとして協力し、最高のサービス・医療を提供するために連携する必要があります。
この考え方は1店舗内でももちろん、グループ店舗間や地域の他の薬局間での連携でも同じように考えることができそうですね。
持続的な努力
ロードバイクでは、継続的なトレーニングと努力が必要です。
長い距離や困難な地形を走るためには、忍耐力と持続力が求められます。
同様に、薬局経営も継続的な努力が必要です。
薬剤師としての薬学的知識はもちろん社会・保険制度についての理解も深めなければなりません。
忍耐力も必要です。
やはりそのためにはどちらも目標設定とモチベーションの維持も重要となってきます。
薬剤師としてのモチベーションは医療者としてより良い医療を提供するというマインドを持ち続けることが必要です。
他の様々な考え方
向かい風も逆に走れば追い風に
当たり前のことですね。
これは今辛いことがあっても考え方、方向を変えれば追い風にもなりえるとも考えます。
正面から戦う必要もないかもしれません。
もう方針・ゴール変えてしまって反対方向に走っちゃえばいいんです。
でもその先にはまた向かい風が・・・。
また、方針転換して反対に走りますか?
繰り返していくといつまで経ってもゴールにたどり着けなくなってしまいます。
方針転換はここぞという時に決断することが重要ですね。
特に経営者はこの方針転換のタイミングは見誤らないようにしなければならないなと思います。
コンサルタントはコーチ
コンサルタントはロードバイクにおいてコーチの役割を果たすのではないかと思います。
走り方の姿勢やトレーニング方法の指導、メンタルトレーニングを行い、実際には一緒には走りませんが、サポートスタッフとして協力します。
薬局経営においてもコンサルタントの持つ意味はこのようなものになります。
実際に一緒に働くわけではないですが、教育や法的書類の整備などを行うことで薬局経営のサポートになります。
ロードバイクにおいては上り坂の走り方は平坦とは違った技術が必要となります。
これも薬局の在宅医療と通じていると考えます。
在宅医療は制度や薬剤師としての能力が外来業務に比べると特殊であることが多くあります。
そういった上り坂や在宅医療に特化したコーチングも成立すると考えます。
まとめ
このように薬局経営とロードバイクの共通点について私なりの考察を述べてみました。
いかがでしたか?
どちらも全力で取り組むことが楽しむ秘訣だと思います!
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